不登校の原因は心の問題だけが原因ではないかもしれません 4

 

A君は心の問題(精神病)が原因で不登校になっていたと思われていましたが、
実際は頸椎のずれが原因した。

何故問題解決が遅れたのか、
前回から検証しています。


2、頸椎のずれが心身に大きな影響を与えると
一般的に知られていない。

A君は誤解されただけではなく、
実際に精神病のように見えました。

口下手だというのを差し引いでも、
普段より言葉がうまく話せないように見えました。

顔色は悪く、表情は暗く、
顔をしかめることも多かったです。

A君自身も自分で何らかの精神病ではないかと口にしていました。
本人ですら身体だけの異常だと確信できない状態だったのです。

私もA君の件まで頸椎のずれが心身に影響するとは知りませんでした。
それから約一年後、
私自身も頸椎を痛め1週間ほど歩けなくなりました。

首を痛めた当日は何でもないように思えました。
次の日、首の後ろにとげか何か刺さっているのかと思うような、
チクチクとした痛みがありました。
さらに次の日それはしびれとなり、
首全体や肩、顔面まで広がり、
首が回りにくくなった時点で整形外科を受診しました。

頸椎の軟骨が微妙にずれているけれど
問題になるほどではないと言われました。

けれどその次の日には立てなくなりました。

脳外科もある大きな病院で
様々な検査をしましたが
「異常なし」と言われ、
精神科の受診をすすめられました。

A君の件が頭にあった私は、
精神科の治療を拒否し、
整体治療を1週間毎日受け、
どうにか歩けるようになりました。

普通に動けるようになるまでには
それからさらに1ヶ月かかりました。
週に2回ほど整体治療を受けました。

精神的にもつらく、
頭がぼーっとして、
言葉もうまく話せませんでした。
首を動かすとめまいもしていました。

A君と私の状態を様々な療法の治療師さんに話したところ、
治療法は違っていても、
おおよそ同じような見解でした。
総合すると次のようになります。

病院の検査で「異常あり」と言われるのは、
レントゲンなどでわかりやすくずれているとか、
折れているとかするものだけで、
あきらかに痛みなどの症状があっても、
「異常なし」と診断され治療してもらえない人は多いそうです。
その場合、精神的なものとされて、
精神科に長い間通うことになる人もいるそうです。
普段から他の治療法を試している人は、
整体や鍼灸、ホメオパシーなどで治療し、
回復している人も多いそうです。

もし病院で治療してもらえたとしても、
対処療法でしかない湿布や痛みどめでは
回復しない人がほとんどだそうです。

精神病のように見える、
言葉がうまく話せないなどの症状は、
首には頭につながる血管が通っているため、
その血流が悪くなることで、
脳に送られる血液が不足し、
脳に何らかの影響があるのではないかと
予測されるとのことでした。

昔の人は「首は大事」とよく言っていました。
それは本当だったのです。

病院で問題なしとされるような
微細な頸椎のずれは、
心身に大きな影響を与えます。

今も頸椎のずれが原因だとは気が付かずに、
精神科の治療を受けている人がいるかもしれません。

この認識が広く知られることを期待します。

 

検証は次回に続きます