そういう時もあります


知り合いに一人、最近とても悲しい思いをした方がいて、
それからずっと不眠状態が続いているそうです。

私はリアルの人たちにこのブログを教えていませんが、
タイムリーな話題だったので体からのアプローチなど、
言ってみました。

が、眠れなくても無理はないと思うのです。
本当にとてもとても悲しい思いをしたからです。
その後も大きなものを背負い、
必死で踏ん張っている方だからです。

正直、私には一緒に飲んでおしゃべりをすることぐらいしかできませんでした。


それで、思ったのですが、
自分の人生も振り返って、

そういう時ってあるよね。

と、思うのです。

長い人生ですもの。

眠れない夜が続くことってあります。

そういう時は心細くて、不安で、つらくて、
逃げ出したくて、どうにかしたくて・・・・。
でも、どうにもできなくて。

私にも何度かそういう時がありました。
数年に及んだこともあります。

それでも10年たってみれば、
いつの間にかその時のことは遠い時間になっています。

前回も書きましたが、
人の心には自然治癒力があるのです。

人には自分の力で立ち上がる力があるのです。

今は、まだ、無理、だとしても。

私はよく、「自分と向かい合って」と、書きますが、
向かい合えない時ってありますよ。

それでいいんだと思います。
逃げる時もあっていいんだと。

でも、苦しんでいるその時点でも、
心は力を蓄えています。

そうして強くなってまたいつか眠れる日が来るはずです。
笑える日が来るはずです。
今の苦しみを
遠くから眺めて、そういう時もあったと言える日が。

それまでは苦しいと思います。

「時間が解決してくれる」
と言いますが、
そういう時はあなたの心が自然治癒力を最大限に発揮して、
あなたの心を癒そうとしているときです。
あなたの心も体もあなたの味方です。

だから今は眠れない夜を、
何とかこえていってください。

このHPのメインコンテンツ「私の中の森」には
そういう文章があります。

「春よ、来い」
良かったら読んでみてください。