発達障害の治療結果2

※2021.6.4記述 この文章は2013年に、医療従事者でも医師でもない私が、

当事者として色々な情報を調べ、自分を治すために調べた情報をまとめたものです。

当時は殆ど情報がありませんでしたが、これ以降色々な方が情報を発信するようになり、

ネット上には情報がたくさんありますので、これらの記事は「あくまで一つの情報」ととらえ、

ご自分で良くお調べになるようお勧めいたします。

お困りの方の何らかのヒントになればと思い、削除せず、掲載したままに致します。

 

ずっと発達障害のホリスティック医療ケアについて、
自分の経験をもとに書いていますが、今回で最終UPです。

今回はホメオパシーで治療した症状の前後について書きます。
(「ホリスティック医療ガイド」→「ホメオパシー」参照)

前回「発達障害の治療結果 1」で予備知識として書いた最近の検査結果にもありましたが、
私にはまだAS(アスペルガー症候群)の傾向やADD(注意欠陥)
などの傾向はまだ残っています。


こういう物は定型発達と言われるいわゆる「普通の人」にも、
何かしら発達障害の症状は誰にでも見られることなので、
白黒きっぱり症状がなくなるということはないと個人的には思っています。

それでも、当事者であればここに書かれた症状が減少もしくは消失すれば、
どれだけ楽に生きられる様になったかがわかると思います。


発達障害は一般的には「コミュニケーション」の点で問題だとされるようですが、
それは当事者ではない人の視点だと私は思います。


「特性を知り、生かす」と言う名目のもと、行動を矯正されることは、
発達障害者がその人らしくない行動をとるという生きにくさを抱えることであり、
その人本来が抱えている本当の生きにくさが更に倍増することになると私は思います。

私はホメオパシーで自分らしさを取り戻したら、
それまで頑張ってコミュニケーションをなんとかとろうとして、
苦労していたのをやめることができました。
「だって、私、一人の方が好きだもん

治療とはその人が「楽に生きられるようになること」であって、
「他の人と同じようになること」とか、
「症状が全部なくなること」ではないと私は考えます。


また、「発達障害を治療したら、その良さも失われる」と、
おっしゃる方がいますが(保護者の方に多いと思うのは私の偏見?)
確かに発達障害のある方は何らかの素晴らしい特性を持っている場合が多いのですが、
たとえ天才だと言われたところで、
生きにくさを抱え、つらいまま生きていくことが
当事者にとって本当にいいことなのかよく考えていただきたいと思います。


私個人の感覚としては脳を十分に使えるようになったので、
能力はUPすると感じています。

前置きはこのくらいにして、治療結果です。
(◎症状が強い○ある△少しある×ない)
これはあくまで私の治療結果であって、
他の方もこれと同じように症状がなくなるとは限りません。

(元々の症状が人それぞれなのだから当たり前ですが)

<ADD傾向>
◎→△
・うっかりミスが多い
・忘れ物・なくしものが多い
・日々のやるべきことを忘れる
・注意の持続が短い
・注意の対象が移りやすい
◎→×
・集中できるできないの差が大きい
○→△
・話を聞いていないように見える
・質問が終わる前にだしぬけに答える
・言うべきでないことを悪気無く言う
・話を最後まで聞けない
○→×
・ぼんやりしてしまうことがある
・嫌なことに時間がかかる(先送り)


<実行機能>
◎→△
・時間感覚が悪い
○→×
・段取りが悪い
・課題の切り替えに時間がかかる
・ルールや手順を覚えるのが苦手
△→×
・課題や活動を順序立てるのが困難

<自閉傾向>
○→△
・変化への抵抗
◎→×
・段取り手順が固定する
○→×
・会話が一方的
・会話がかみ合わない
・パターン的行動を好む
・一人遊びを好む
・感情の表出が乏しい
・状況の理解が表面的
・パニックを起こす
・フラッシュバックを起こす

<ディスレクシア傾向>
◎→△
・他者とコミュニケーションが取れずいじめられやすい
・忘れ物やものを無くすことが多い
◎→×
・授業中にボーっとすることが多かった
○→△
・右と左を良く間違える
○→×
・読書後やその途中で内容を思い出すのが難しい
・一つのことに集中するとそこから抜け出せずこだわり続ける
・テストなど時間制限があるとパニックになりやすい
・聞き間違えが多く的外れな応答をすることが多かった

<大人のADD傾向>
○→△
・仕事を始める時に「うまくできないのではないか?」と不安になり先送りする
○→×
・作業の優先順位を決めたり、順序を考えるのが苦手
・車の中がいつもガラクタでいっぱい
・旅行の前に荷造りをするのがひどく苦痛
・片付けや掃除にはとてつもないエネルギーが必要だと感じる
・時間の大半がものさがしや、遅れそうになったり、ぼろ隠しのために費やされる
・時間、お金、ガラクタを管理するのに手いっぱいで目標を達成できない
・自分の生活は手に負えなくなる、毎日の家事をこなしきれないと不安
・締切に間に合わせるのが苦手
・時間に遅れたり、忘れてすっぽかしてしまう
・世間話が苦手である

△→×
・一つの考えが浮かぶと口に出さずにいられない
・子供じみた気分の激しさが気配りや予定を上回ってしまう
・他にしたいことがあっても我慢して片付けや整理に時間をとられる


この治療結果を見て、皆さんはどう感じたでしょうか?
そして大切なのは「自分はどうしたいか?」です。
(どうするべきか?ではありません)

あなたが大切にしたいものは何ですか?
今一度良く考えてみてください。