オーラ

ある夜、私は二人の子どもに挟まれて眠ってしまっていた。
あまりにもまぶしい光に照らされて、私は目を覚ました。
その日は早く寝ようと思って部屋のあかりを消して寝たので、
夫がつけたのだと思い、目を開けると、天井の照明器具が目に入った。
蛍光灯はついていない。
オレンジ色の豆電球がかすかに光っている。
よく見なければ分からないほど、部屋の中は強い光で照らされている。
自分が枕もとの読書灯をつけたまま眠ってしまったのかと思い、
枕元を見てもついていない。
そこへ夫が部屋に入ってきた。
部屋の中を歩き回っている。
よく見るとその光は夫に合わせて動いている。
私はわけがわからず、目を閉じてみてもその光は消えない。
ふと、私の両隣からも光が発しているのに気がついた。
娘達が光っている。
そこで、夫も光を発しているときがついて、
「ああ、これがオーラか。」
と、思った。
そして即座に、
「こんなまぶしいものなら見えなくて良い。」
と、思ってまた目を閉じて眠った。

それ以来、オーラを目にすることはほとんど無い。
時折、葬儀や、神社などで目にするくらいだ。

私には色の種類までわからない。
とにかくまぶしく見えた。
時折、霊感を欲しがる人がいて、
オーラを見たがっていたりするが、
私は見えてもそんなにいいものでもないと思う。

 

 

ブログに添えた文章から

オーラを見たがる人や知りたがる人がよくいますが、
私にはまぶしいものにしか見えませんでした。
これは見たときの事を書いた文章です。
スピリチュアルなことは自分には関係ないと思っていた頃もありました。
何故見せられるのか?それが知りたい今日この頃です。