HighlySensitivePersonsってこういう特徴らしいです

Highly Sensitive Persons 略してHSPですが、
あの、ウィキペディアにも載っていません。
2000年にエイレン・N・アーロン氏が出した本、
「ささいなことにもすぐに動揺してしまうあなたへ」
以降少しずつ知られるようになったそうですが、
色々な科の医師に自分がそうだと言っても知っている人はいませんでした。

HSPは全人口の2割ほどいるそうですが、
生まれてから1年後には3分の2が「臆病なこども」になるというデータがあります。

これは危険を察知して仲間に教え、
種を保存するために存在するのではないかと考えられています。

上橋菜穂子氏の「天と地の守り人」という本には
HSPとみられる少年が登場します。
「群れの警告者」と表現されています。

周囲を微細に感じ取るという長所は、
裏返せば動揺しやすく、疲れやすいため、
臆病・弱虫・神経質と言われます。

私も子供のころ、まさにこれでした。
動揺しやすいということはいじめやすい子どもでもあったようです。
(「森歩き」→「いじめ①~③」参照)
両親が言うには私は子どものころいないと思って探すと、
静かな場所へ行って一人で座っていることが多かったそうです。
おそらくさまざまな刺激から遠ざかっていたのでしょう。

これは「内気」とは違います。
本人が自覚のない場合も多いのです。
無意識の領域で感じ取っている場合も多いです。

普通の人にとっては「適度な刺激」でも、
HSPには「かなりの刺激」になり、
神経が耐えられずに「超限界抑制」という遮断を行います。

私の例でいえば
「自分はかなりの刺激を受けている」という自覚もないうちに、
突然眠気に襲われたように意識がなくなってしまいます。

では、刺激とはなんでしょう?

まず一般的な五感(視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚)からの刺激。
私が自覚しているのは嗅覚と聴覚です。
子どものころは人が感じないようなにおいで気持ち悪くなって吐いていました。
聴覚は絶対音感があるわけでも、
何か楽器ができるわけでもないのに音のずれなどに敏感で、
不協和音などではめまいがします。

それから直感や霊感、第6感からの刺激。
これは先日「大人の発達障がい勉強会」で知ったことなのですが、
HSPだからと言って必ずしも霊感があるわけではないそうです。
私はHSPなら普通にあるのだと思っていたので、
ちょっとショックでした。

体性感覚、これは痛み・筋緊張・空腹感やのどの渇き・性欲からおこる刺激のことだそうです。
HSPチェックテストにも「痛みにとても敏感」って、ありましたっけ。
私の原因不明の痛みはこれなんでしょうか?
でも、年々痛みが増えていくからそれだけではない気もします。
お腹がすくと何も出来なくなってしまっていたのも、これが原因なんでしょうか?

それから空想、記憶、考え、計画など脳の活動からおこる刺激。
これは実際に受けている最中の刺激ではなく、
脳の中で勝手に空想しているもの、
つまり自分が考えたり思い出したりしているだけのことも刺激になるのだそうです。

やれやれ、疲れるはずです。

でも、このHSP、

全員が同じようなタイプかというと違うそうです。

脳には2つのシステムがあり、その組み合わせでタイプが変わるとか。

そのシステムとは
人を未知のものに向かわせる「行動活性化システム」と
人を慎重にさせ危険を回避する「行動抑制システム」です。

例えば「活性化」が弱くて「抑制」が通常レベルなら
静かで穏やかな人になり、
「活性化」が激しくて「抑制」も強ければ
好奇心も警戒心も強い人になるということです。
他の組み合わせもありです。

私は後者のほうかな?
「どうしてなんだろう?」と思うと納得いくまで調べたり、
見に行ってしまったり・・・。
でも、心配性です。
子ども達には「お母さんのせいで心配性に育ってしまった」と
文句を言われます。


全般的に大人になるまでの間に、
無意識のうちに抑制していたのか
かえって感じなくなっていたような気がします。
ただ、疲れやすかったし、
気が付くと寝ていることが多かったです。
あくびが出ることも。
体中のコリはこれが原因だったのかなと思います。