神経過敏な困った人との付き合い方 実践編1

「神経過敏の困った人との付き合い方 実践編」行きます。

1、同僚、同級生、顔見知り、友人など比較的距離をおける関係

この場合はまず、「人として」の基本、
挨拶、返事は自分からきちんとしましょう。
必ず笑顔で。
心の中で「こんちくしょう」と思っていても構いません。
そういう姿を周囲の人が見ています。

それ以外はなるべくかかわりを持たないこと。
席が隣でも、挨拶をして聞かれたことに答えたら、
あとはかかわらない。
可能なら同じ部屋の中にはいない。
だって、どうしてもその人と一緒に
仲良くしていなきゃいけない理由なんてないでしょう?

嫌がらせをする人もいますが、
笑顔の「私はあなたとはかかわらないのよ」オーラを出して、
なるべく遠ざかりましょう。

アスペルガー症候群の人は苦手なものほど
克服しようとして近づきたがると、
発達障害専門の医師はおっしゃっていました。
コミュニケーションが苦手なのに、
コミュニケ―ション力を必要とする職業につきたがるとか、
人が近寄らないような人にこそ近寄っていくとか。


私はまるきり、このパターンにはまっていました。
それで周囲に困った人が常にいたわけです(--;)

アスペであってもなくても
自分はこのパターンにはまっていないか
今一度確認しましょう。


2、神経過敏な子どもと接する場合

この場合はあなたが親であるか、
教育者である場合が多いでしょう。
知り合いの子だとしても、
子は人類の宝。適切な指導を受けるべきです。

まず、音がうるさいとか、嫌なにおいがするとか、
騒いだとします。

そういう時はまず、子どもの心に寄り添います。
「そうかぁ。私は平気だけど、あなたは嫌なにおいがするんだね」

嫌な臭いなんてしないとか、
子どもの受け取っている感覚そのものを否定すると、
子どもは自分に自信を失うか、
反発心で強硬に言い張るかのどちらかになります。
けれど、人それぞれ感覚は違うもの。
まずは相手の感覚を受け入れ、
それがどのくらいに感じるのか、
10段階のどのくらいか?という質問で聴いてみましょう。

それと同時にどのように対処したらいいかアドバイスをします。
うるさい場合、音を消せるなら消す。
消せないなら違う場所に行く。
など、その時最適と思われる対策を立てます。

その上で自分が嫌だからと言って
それをうるさい、くさいと騒ぐことは
相手や周囲の人にいやな思いをさせるから
相手の気持ちを考えて言わないように教える必要があると思います。

大人になってもこれをやっている人は、
子ども時代に周りが気を使って育ってきたんだろうなと思ってしまいます。

「育てたように子は育つ」と昔の人は言いました。
神経過敏な子どもを神経過敏に育てたら、
そりゃあ、神経過敏になり、
それで困るのは結局、その子自身です。
それではその人は幸せになれないと私は考えます。
その人ひとりに周囲の人が
みんな気を使ってくれる世界など
どこに行ってもないのですから。

私も相当神経過敏だったと思うのですが、
私の両親は「気の持ちようだ」と言って育ててくれました。
(「KEEP・気の持ちよう」参照)
今では両親にとても感謝しています。

それと、神経過敏なのは、本当にお子さんですか?
親御さんが神経過敏にしているから、
お子さんがそうなっているということも考えられます。
その場合はその子にとって何が幸せかよく考える必要があると思います。


では続きは「神経過敏な困った人との付き合い方 実践編2」で。
少しでも困っているあなたの助けになれたのならいいのですが・・・。